2026年の概算として、世界の人口は約82億6,000万人、日本の人口は約1億2,240万人と言われています。
日本の人口は減少局面に入ったとされているものの、世界全体ではまだ増加するという予想です。
これほど多くの人間がいれば、考え方が違う人がいるのは当然です。
それでもなお、私たちはどこかで「私と同じように考えるはず」と思ってしまうのではないでしょうか。
にも関わらず、私たちは自分と異なる意見を持つ人に対して、決して寛容ではありません。
良くて「ないものとして扱う」
悪いケースになると論破する、攻撃を加えるといった、排除に走ることも珍しくないのです。
ただ、自分と意見が違う人すべてに対して、このような態度を取るのは現実的ではありません。
そんなことばかりしていたのでは、いくら時間があっても足りませんから。
そこで私たちに必要なのは、意見が違う人との接し方を決めること。
方針が事前に設定されていたら、毎回、迷うこともなくなります。
「意見が違う」にはレベルがある
ここまでは「意見が違う」に対して、特に定義をつけていませんでした。
ですが、実際には意見の相違にはレベルがあるというのが、私の考えです。
- レベル1・小さな違い:自分とは違うが、許容できる
- レベル2・見過ごせない違い:我慢はできるが、長期的には爆発しそう
- レベル3・怒り心頭:根本的に自分と違う考え
こうして分類すると、あなたが感じる「違い」には、いくつかの種類があることが分かります。
また、同じ人に対して持つ複数の違いにも、レベルがあることも読み取れるはずです。
そして、どのレベルの違いなのかによって、対処法も異なってきます。
レベル別・意見の違いへの対処法
さてここからは、レベル別に違う意見を持つ人への対処法を考えていきます。
あくまでも「基本はこうです」を提示していくので、状況に合わせて適宜、アレンジしていただいて構いません。
レベル1・小さな違い
「自分とはちょっと違うけど、ありえなくもない」
これが「レベル1」の定義です。
あなたの感じる「意見が違う」の9割はここに当てはまると考えてください。
- 家族とご飯を食べた後、食器をその場に置いたまま
- 友達と待ち合わせする時、自分は5分前には着いているのに相手は時間ピッタリに来る
- 仕事で分からないことがある部下や後輩が、疑問点を整理せずに聞いてくる
レベル1の「違い」について、対処法はいろいろあります。
中でも最も効果的なのが、自分の行い、そして相手の行動パターンを振り返ることです。
「相手が悪いのに」と言いたい気持ちは、よく分かります。
なのですが、ここは一旦押さえて、
「なぜ、そのような考えなのか」
「こちらが何を変えれば消耗しないのか」
を観察、分析しましょう。
これは相手を正すためではありません。
自分が無駄に疲れないためです。
このレベルであれば、あなたがちょっと考えや行動を変えるだけで解決するケースが多いですから。
レベル2・見過ごせない違い:我慢はできるが、長期的には爆発しそう
「3回くらいなら問題ないけど、3ヶ月続くのはキツイな」
意見の違いがここまで来れば「レベル2」となります。
「意見が違う」の全体に占める割合は、8パーセントほどだと考えてください。
- 家族とご飯を食べる時、無言で食べ始める
- 友達と待ち合わせする時、自分は5分前には着いているのに相手は3分、5分といつも遅刻する
- 仕事で分からないことがある部下や後輩が、疑問点を確認せずに処理を進めてしまう
レベル2ともなると、そのままにするのはあなたのメンタル面に悪影響を及ぼします。
ですので、相手への働きかけを検討するのが解決への道として有効です。
あなたの思う問題点を、事前に整理する。
相手の反論を事前に予測し、返答を考えておく。
このような準備をして、あなたが困っていることを伝えましょう。
ずっと我慢し続けて、いきなり感情を爆発させてしまったら。
損をするのは、圧倒的にあなたなのですから。
だったら、問題が小さいうちに伝えた方がいいですよね。


レベル3・怒り心頭:根本的に自分と違う考え
「レベル1」が9割、8パーセントが「レベル2」
ということは、残りの2パーセントが今から説明するレベル3となります。
「たった1回ですら許しがたい暴挙」
言葉で説明するならば、こんな感じです。
- 家族とご飯を食べるはずだったのに、連絡なしで一晩、家に帰ってこない
- 友達と待ち合わせしたはずだったのに、連絡なしでのすっぽかしが3回続いた
- 仕事で分からないことがある部下や後輩が、自分のことを棚に上げて「アイツが悪い」とあなたを批判した
今回の「レベル3」については、私にとってのレベル3です。
人によっては「そんな大げさな」となるかもしれません。
なので、レベル3に関しては、先ほど説明した定義を判断基準にしてください。
そして、最も扱いが簡単なのが、実はこのレベル3です。
あなたの取るべき選択は、ただひとつ。
「さっさと縁を切る」
家族や職場のように、今日いきなり関係を断てない相手もいます。
それでも、深く関わらない方向へ舵を切ることはできます。
あなたが持つ意見の違いの差が埋まらない以上、そんな人に時間を使う必要はありません。
意見が違うことは、関係を見直すサインである
自分と誰かの意見が違うのは、日常茶飯事です。
小さなことにいちいち目くじらを立てても、あなたが消耗するだけ。
何のメリットもありません。
その一方で、レベル2、レベル3クラスの「違い」を放置する方が多いと私は考えます。
何らかの手を打つべき違いに対して、何の対策も講じない。
これはあなた自身があなたを大切にしないのと、同じなのです。

誰かとの間に違和感を抱えているのなら、ちょうど良い機会として関係を見直してみてください。
今すぐ、何か行動を起こす必要はありません。
ただ「私はこの人との違いを、もう見過ごせないのだ」を言葉にするだけで、あなたの気持ちが変化します。
気持ちが変われば自然と行動と発言が変わり、やがては状態も変化していくはずです。
違和感を見過ごすか、判断の材料にするかで、その後の時間の使い方は変わります。
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