小さいお子さんのいるご家庭なら、誰もが思っていること。
それは
「いつになったら、この子はひとりで寝るようになるのか?」
「寝かしつけはいつまで続くのか?」
ではないでしょうか。
いつまでたっても寝ようとせず、深夜まで起きている。
子どもの寝かしつけをしていて、自分も寝てしまった。
せっかく寝たと思ったのに、パパが帰ってきたのを察してまた起きてしまった。
こういった話は、あちこちで耳にします。
さて、ここであなたに質問です。
「子どもが寝ない」のは、そもそも「問題」ですか?
子どもには、子どもの「意思」がある
以前、子どもの寝かしつけについて、記事にまとめました。
その際、「寝かしつけ」という行為そのものへの疑問を呈して、記事を締めくくっています。

子どもには、子ども本人の意思があります。
いつ起きたくて、いつ遊びたくて、いつご飯を食べたくて、いつ寝たいのか?
大人と同じように、自分が何をしたいのかという意思を持っています。
ただ、自分の意思を言葉で表現することが難しくて、泣いたり怒ったり、ダダをこねる。
これらの行動だけが、子どもが使える意思表示の手段なのです。
つまり、彼らにはれっきとした言い分がある。
ただ、それを大人に伝えるための言葉や手段が、まだ十分に育っていないだけなのです。
そんな子どもを見た大人は、つい、自分たちの都合に合わせて子どもをコントロールしようとしてしまう。
私にはこのように見えます。
子どもの意思を尊重する「ひとり寝」作戦
今回は夜の就寝に話を絞っているので、子どもの意思と大人の都合が両立できる解決策を提示しましょう。
その答えは、タイトルですでに書いた「ひとり寝」です。
いきなり子どもをひとり置いて、部屋から出るのは不安だという親御さんも多いでしょう。
なので、最初はここから始めてください。
「今日からひとりで寝てみる?」と声をかける。
「いいよ」と返事をしたら、子どもを置いて部屋を出る。
「いやだ」と言われたら、子どもと一緒に部屋を出る。
キーポイントは「寝なさい」とは言わないこと。
そして、親も子供と一緒に寝る体制には入らないこと。
「いやだ」と言われた時は、子どもが自然と眠たくなるまで「ひとりで寝る?」と定期的に声をかけます。
どうにも我慢できなくなったら寝てしまうので、あとはそっと寝室に連れて行って大人は部屋から出る。
これで子どもの就寝、完了です。
このルーチンを繰り返していくと、そのうちお子さんは眠たくなったらひとりで寝室に行くようになります。
大人の都合に合わせて、子どもは寝てくれない
子どもは人間という生き物である以上、どこかで必ず寝ます。
21時だろうが、日付変更線を超えそうになる時間だろうが、いつかは眠りにつくはず。
だったら、焦らず待っていてもいいのでは、というのが私の考えです。
子どもは大人より早い時間に寝なければならない。
この考え方が、親を苦しめる原因です。
「子どもは早寝するものだ」という思い込みさえ取り払えば、「子どもが寝るまで一緒に起きていようか」という発想へと、自然と行き着きます。
あとは、その「発想」を実行に移せばいいだけです。
生きている以上、子どもは必ずどこかのタイミングで「寝る」のです。
子ども本人が持つリズムやタイミングを尊重するだけで、大人は「まだ寝ないのかな」というイライラから解放されるはずです。
大人である親ができるのは、子どもが眠りにつきやすい就寝環境を整えるくらい。

そして、就寝環境を整えるのは、親子それぞれに大切なことであるはずです。
お子さんの寝かしつけに悩んでいるのなら、まずは「子どもは早寝早起きしなきゃ」発想を捨てること。
そして、子ども本人が持つ睡眠に対する意思を、尊重すること。
さらに、今一度、就寝環境を見直すこと。
以上の3つを始めてくださいね。
ちゃんとできていれば、自然と「子どもが寝なくてイラつきます」が消えてなくなるはずです。
子どもの時間を、大人の都合だけで動かそうとすると、生活のどこかに必ず無理が出ます。
「果実の時間・メールマガジン」では、そうした時間と生活の構造について書いています。

