今回の結論はタイトルにある通り。
ただし、その理由は一般的に言われているものとは少し違います。
節約の第一歩として「固定費のカットが効果的だ」というのは、よく知られた話です。
確かに毎月の家賃が1万下がれば、年間で12万円の節約になります。
ただ、この「12万」を得るために、私たちは大切な何かを犠牲にしているかもしれません。
固定費の裏側に「価値観」あり
私たちが生活の中で多くのお金を費やしている物事は、たいていの場合で自分にとって大切なことです。
時には無意識のうちに浪費しているかもしれません。
ですが、支払っている感覚があるのなら「お金を投じよう」と思える何かの理由があるはずです。

たとえばマイホーム。
「固定費が高いから住み替えましょう」と簡単に言う人もいます。
でも、ローンの支払いが難しくなって売却する人が、何のためらいもなく手放しているでしょうか。
おそらく答えは「No」のはずです。
「頑張って働くぞ」と決意を新たにした、遠い日のこと。
大切な子どもと共に過ごした、かけがえのない記憶の数々。
マイホームには、こうした家族の思い出がたっぷりつまっています。
これらの大切な想いを前にしては、お金なんてちっぽけな存在でしかないのです。
なのに、「ローンが払えないなら、まずは住み替えを」などと言うなんて、一体、どんな了見の持ち主だろうと思います。
以上を踏まえると、私は固定費の節約に否定的にならざるを得ません。
これまでの人生において多大なお金を使ったことは、そう簡単には捨てられないのです。
固定費節約は「できるのであれば」で十分
とはいえ「じゃあ、固定費はノーチェックでいいのね」ではありません。
ていねいに見直すことで、カットできる固定費は、確かに存在します。
あなたが出費を減らせる固定費。
それは、「大事ではないのに、毎月、出費している何か」です。
代表的なものはサブスクだと思っていて、こちらについては以前に考えをまとめてあります。
こちらの記事と合わせて、目を通してください。

サブスクの他に節約できる可能性があるとすれば、スマホと保険です。
保険については過去記事がありますので、こちらをご覧ください。

スマホに関しては、年々、いわゆる「3大キャリア」の優位性が下がっているように思えます。
ただし、スマホが不調になった際に自力でリカバリーする自信がないのなら、キャリアと契約するのは有力な候補だと私は考えます。
その理由は、スマホの変化があまりにも早いからです。
次から次へと新しいアプリが登場する今、理解してついていくのは大変なことでしょう。
また、スマホに関する知識が不十分な方を狙った、悪質な行為が跡を絶ちません。
固定費削減のもと格安スマホと契約するのは、「スマホのトラブルは自分で解決します」という前提を受け入れることでもあります。
「危険から身を守るための出費として3大キャリアとの契約を選び、すぐショップにかけこめる状態をキープできるなら安いものだ」と、私は思うのですが。
すぐに削減できる固定費がない人への、代替案
さて、ここまで読んで「カットできる固定費、私にはもうないや」と思う方もいるでしょう。
そういうあなたに、とっておきの代替案があります。
お伝えしたいのは、とてもシンプルな話。
「出費が減らないなら、収入を増やせばいいじゃないか」作戦です。
まず考えてほしいのは、職種や部署を変えたり、資格取得によって昇給しないか。
その次は転職です。

すでに何度も言っていますが、くれぐれも「副業」はやめてくださいね。
1000人中ひとりしか、まともな収入が得られるようにならない世界ですから。

最後になりましたが、節約は「ほどほど」がベストです。
明らかに無駄な出費を省く必要はありますが、それ以上に出費を締め上げるとロクなことがありません。
節約のストレスで散財するなんて、馬鹿らしいじゃないですか!
固定費の節約は、思っているほど簡単ではありません。
それなら節約に神経をすり減らすより、収入を増やす方向に力を使った方が合理的である。
これが私の意見です。
お金の問題には、あなたの「価値観」が浮き彫りになります。
