私は過去、PTAの役員を10回以上、引き受けている。
上の子で6年、下の子で8年だ。
ふたり同時に引き受けたことも1回あるし、下の子が幼稚園の時には本部役員も引き受けた。
私が何度もPTA役員をやっている理由は、ただひとつ。
自分にとって得しかないからだ。
私の「得意」とは?
私が持っている「得意」とは、書くことだ。
日々、ネタ探しから始まるブログも書くし、形式が決まっている書類に決まった内容を入れ込むのも得意だ。
その一方で、「書く」に類する作業を苦手にしている人は、どうやら非常に多いようだ。
「ようだ」としか書けないのは、私にとって書くことは当たり前であり、何かしら書かないと気がすまないくらい日常に溶け込んでいるからだ。
ここまでの情報を組み合わせた結果、PTA役員としての私の振る舞いは、以下のようになった。
「書く」が役割のPTA役員を、積極的に引き受ける。
「得意」なPTA役員を引き受けた事例
ここで改めて、私のPTA役員生活の中から、象徴的なエピソードをいくつか列挙しよう。
高校の広報部
上の子が高校に入学した時、この高校に再度、赴任していた私の恩師に依頼されて、PTA役員を引き受けることになった。
引き受ける役員の候補は3つ、体育部、保健部、そして広報部だ。
そして、一度、引き受けると、親の転勤などで転校でもしない限り、3年間同じポストを担当することになるルールだった。
この条件のもとで私が引き受けたのは、当然広報部である。
広報部は不人気であり、希望者が少ないと予想しての選択である。
この予想は当たり、「書く」という得意を生かすことができる広報部で、3年間活動を行った。
仕方なく広報部に所属している役員も多い中、私にとっては掛け値なく楽しい時期であり、3年次には部長も引き受けている。
広報部の役割はPTAの新聞の作成であり、学校行事の取材を行い、印刷業者に入稿するための原稿を準備するのが仕事だ。
原稿の準備までがPTA役員の担当、入稿以降は高校の担当教諭に交代する形であった。
この時、初めて「印刷」という工程を目にすることになるのだが、印刷と関わった経験が後に生きることになる。
中学校の新聞部
高校での3年間から数年後、今度は下の子の中学校PTAにて、新聞部に入ることになった。
実はその前年から別の役職でPTAを引き受けていたのだが、諸事情により急遽、「申し訳ないが」との注釈付きで新聞部へと異動することになったのだ。
前年に担当していた役職が不得意な分野だったこともあり、この話は私にとっては渡りに船。
一も二もなく「喜んで」と、引き受けた。
ここでは前述の3年間の経験、そして得意な「書く」を駆使して原稿を書きまくった。
結果2年間、新聞部に所属したのだが、文章を書ける人が私しかおらず、PTA役員が執筆担当の原稿はほぼすべて私の手によるものとなった。
また、印刷業者に仕事を発注した際の流れを私しか知らなかったので、この面でも経験が生きた。
この時は入稿以降の部分もPTA役員の仕事であったのだが、何をしているのかの情報は得ていたので、とどこおりなく新聞が納品されている。
幼稚園の本部役員
さて、時系列的には最も古い話、下の子がまだ幼稚園児だった時の話である。
下の子は満三歳児クラスから幼稚園に通い出したので、通算4年間の幼稚園生活を送っている。
上の子と同じ幼稚園に入ったので事情を把握しており、入園時からPTA役員を引き受けた。
PTA本部役員の方々とも親しくなり、一度卒園児を出している関係もあって、役員会が終わった後も会話する仲となっていた。
そこを見込まれたのだろう、私に次年度の会長職が打診されたのだ。
だが、私は電話口で即答で断った。
理由はただひとつ、会長職が私の「得意」からは明らかに外れていたからだ。
とはいうものの、断るだけでは申し訳ないのも事実。
なので、断り文句の続きとして、新たな提案を返している。
「ですが、書記ならできます」
書記もまだ決まっていなかったようで、私の主張はそのまま通った。
この時の書記に課せられた役割は、いわゆる議事録作成ではなく、会長名義で発行される手紙の代筆。
文章作成を会長が苦手としていたので、自然とこの役割分担に落ち着いた。
PTA役員と「得」の関係性
さて、ここで話題を冒頭に戻そう。
私が何度もPTA役員をやっている理由は、ただひとつ。
自分にとって得しかないからだ。
PTA役員を歴任することで私が得た「得」
それは、学校の「情報」を知ることだ。
私の得意である「書く」を引き受けた結果、私は毎回、役員会という「情報収集」の場に出席していたことになる。
この「情報」の中には
- 公式情報であり、正確である
- その決定に至った流れを把握できる
- 他の保護者には明かされない「裏事情」も耳に入る
が含まれる。
いわば、学校の「表」も「裏」も知ることができるのだ。
PTA役員を引き受けた合計回数が14回というのは、多いように見えるかもしれない。
だが、冷静に計算すると
上の子→3+6+3+3=15年
下の子→4+6+3+3=16年
合わせてで31年もある。
14回、引き受けても、全体の半分ほどに過ぎないのだ。

