あなたは、ExcelやWord、Googleドキュメントやスプレッドシートなど、文書やデータをファイルで管理していますか。
たいていの方は、いくつかのデータファイルを持ち、管理しているかと思います。
今から30年前、職場や家庭でパソコンが当たり前のように使われていなかった頃。
データを管理する手法は、ノートに代表されるアナログツールに頼っていました。
その頃にくらべると、今は大量のデータを正確に保持できる良い時代になりました。
とはいえ、現代は昔とはまた違った問題が発生しています。
中でも代表的なものといえば、ファイルが迷子になる問題です。
確かにファイルを作った記憶はある、でも見つからない・・・
今までにあなたが作成した文書やデータのファイルは、何個ありますか。
きっと「考えたこともない」となったかと思います。
私もあなたと同じで、過去に作成したファイルがいくつあるかなんて、想像もつきません。
Windows95が発売される前からIT業界にいたので、相当な数なのは間違いないことだけは分かります。
ですので、当然「あのファイル、どこ行った?」問題を抱えている・・・
かと思えば、実はそうではありません。
新卒で入社したIT企業で、上司から徹底的に仕込まれたことがいくつかあります。
そのうちのひとつが、今回のテーマである「データファイルの命名ルール」
報連相やお茶の出し方といった社会人の「イロハ」と合わせて、今でも最も活用できている教えのひとつがこれです。
少し前まで持っていた事業の中にデータファイルを扱う業務があり、その際に顧客やスタッフに何度も伝授してきたのが、データファイルの命名ルール。
その中でも「最初は、ここから始める」を3つ選んで、解説していきます。
この3つさえ守れば、データファイルの迷子は9割防げる
というわけで、さっそくファイルの命名ルールを説明していくわけですが。
その前に、まずは作ったファイルを保存している場所を理解しましょう。
パソコン内ならエクスプローラー、Google系ならGoogleドライブ、Microsoft系ならOneDriveです。
この部分が「?」になった方は、一旦読むのをやめて、エクスプローラーやGoogleドライブ、OneDriveの基礎的な情報について、AIに質問することをおすすめします。

では、ここから先は、ファイルの命名ルールの話です。
「260617-10-MDC原稿.docx」という名前の、ワードで作成したファイルを例にして解説していきます。
このファイルの内容は、2026年6月17日に作成した、このブログに投稿する記事の原稿(第1稿)です。
データファイル命名ルール・その1:作成日を入れる
これ、作成日ではなく、作ったファイルを使用する日にしている方もいます。
私の場合は、いつ使うかがまだ決まっていないケースが多いので、作成日にしています。
「260617-10-MDC原稿.docx」のうち「260617」が作成日の部分です。
人間の記憶はとてもあやふやで、データファイルの名前だけだと目的のファイルにたどり着けないケースが多発します。
検索機能もありますが、正しくは「MDC」なのに「MCD」で検索しても、お目当てのファイルには絶対にたどり着けません。
この弱点が、検索機能の限界と言えます。
その点、作成した日は意外と覚えているものです。
「作ったのは17日だった」までハッキリ記憶していなくても、「確か先週だったはず」くらいなら頭の片隅に入っていたりしませんか?
先週のどこかだというヒントがあれば、あとは先週の日付が入ったデータファイルのうち、候補のファイルを開けていけば発見できる可能性が高いです。
データファイル命名ルール・その2:数字で並び順を制御する
先ほど
「260617-10-MDC原稿.docx」という名前の、ワードで作成したファイル
というデータファイルの名前を提示した際、最も疑問を呼んだのは「10」の部分だったでしょう。
この「10」は、非常に重要です。
同じ日付で、似たような内容のデータファイルを複数、作成する時ってありますよね。
ブログ記事だと
- 書き終えた直後
- 後から読み返して書き換えた
- どう書くか迷ったので、比較するために一文だけ違う
と、際限なく原稿が増殖します。
お仕事でプレゼン資料を作ったことがある方なら、ピンとくるはずです。
そこで活躍するのが、ファイルに番号を振っておくことです。
- 書き終えた直後
→「10」 - 後から読み返して書き換えた
→「20」 - どう書くか迷ったので、比較するために一文だけ違うバージョン
→「21」「22」「23」
と、番号だけが違うデータファイルを複数保持しておくことで、変更履歴を管理できます。
さらに、「やっぱり、前のバージョンに戻そう」となった場合にも、一瞬で作業完了です。
データファイル命名ルール・その3:略語の活用で、ファイル名を短く
最後は、データの中身に関する命名ルールです。
ファイル名がまるで文章になっている方を、時折見かけます。
絶対にNGというわけではないですが、データファイルの名前は一覧形式にすると途中までしか見えません。
つまり、分かりやすく名前をつけたつもりが、見えていないので役に立っていない。
という状況が発生していると言えます。
そこでルールの3番目として取り入れたいのが、「名前は短く」です。
例に挙げているファイル名の「MDC原稿」部分が、中身を示しています。
「MDC=マインドコード・ドットコム」を事前に決めておくことで、ぱっと見てすぐ「MDCはブログのことなのだ」が分かります。
むかーしむかし、パソコンのデータファイル名には厳しい制限があったことを、ご存知ですか?
私が入社した当時はまだ、「英数字8文字」だったんですよ。
今からすれば「それはありえない」でしょうけれども、当時はこれが標準仕様。
なので、8文字を巡って常に攻防戦を繰り広げていました。
データファイルの名前ひとつで、業務の効率は飛躍的に向上する
今日はいつもとかなり趣旨を変えて、ビジネスシーンで役に立つ情報を書いてみました。
「急にどうしたの?」だったかもしれませんが、事業における私のホームグラウンドは、実はこの付近でした。
以前はこういう実務寄りのTipsも仕事の中で扱っていたので、あまり表には出していませんでした。
でも今は、それを売り物にしているわけではありません。
だからこそ、こうして普通に書けるようになりました。
(得意でも、好きでもないですが)
まだまだ書けることはあるので、折を見て少しずつ記事を増やしていきます。
もしも「これが知りたい」というテーマがある方は、この下にある「果実の時間・メールマガジン」を登録して教えてくださいね。

