日々の生活の中で、「ここに、これがあったらいいな」と思う瞬間はよくありますよね。
キッチンで料理をしていて、菜箸がもう一組ほしくなった。
バッグの中がすぐ散らかるから、バッグインバッグを使いたくなった。
不便を解決するために物を買いたくなることは、誰にでもあるものです。
数百円や数千円で悩みが解決して快適になるなら、それは良いお金の使い方。
その一方で、実は「物を買わなくても解決できること」も、たくさんあります。
日常の「不便」は、2種類ある
暮らしの中で感じる不便には、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつめは、毎日同じ行動をするたびに繰り返し感じていて、ずっと我慢している不便。
そして、ふたつめは、たまたまいつもと違う行動をして感じた、1回限りや頻度の低い不便です。
物を買って解決するのを検討して良いのは、基本的には前者、つまり毎日の不便と考えてください。
毎日、繰り返し訪れる「不便」は、気づきにくいもの。
不便を実感する時点では、相当我慢が溜まっているケースもあります。
ですので、不便を見つけたら、すぐに手当てをしてください。
物を買うことで解決できるなら、さっさと買って快適にするのがおすすめです。
問題は、たまにしか起きない不便です。
月に1回、あるかないかという程度の不便であれば、必ずしも新しい物を買い足す必要はありません。
一度、立ち止まって「買わない解決策」を考えてみるのがおすすめです。
たまの不便でも「物を買って解決していい」3つの判断基準
とはいえ、たまにしか起きない不便であっても、毎回我慢するのは嫌なものですよね。
そんな時は、物を買うべきかどうかが判断できる、以下の3つのチェック項目を試してみてください。
買ってもいいケース・その1:たった1回でもストレスが絶大に大きい場合
頻度は少なくても、その1回のストレスがとてつもなく大きいのであれば、買っても良いと思います。
たとえば、たまに高級食パンを1斤買って、切るような場面。
普通の包丁では綺麗に切れずテンションが下がってしまいますが、専用のパン切りナイフがあればきれいに切れて、おしいしく食べられますよね。
置き場所を確保できるのであれば、購入を検討して大丈夫です。
買ってもいいケース・その2:100円ショップなど低予算で試せる場合
100円ショップなどで安く買えそうな場合は、試しに買って様子を見るのも手です。

「100円で解決するかもしれないのに、どうしようか」と、モヤモヤ悩んでいる時間の方がもったいない。
時間をお金で買える、典型的な場面です。
買ってもいいケース・その3:その不便を二度と味わいたくない場合
その不便や嫌な思いを二度と起こしたくないときも、購入を考えて良いケースです。
ただし、このパターンは滅多にありません。
本当にそう思っているのかを自分自身によく問いかけ、脳内会議を行ってみてください。
数日や1週間ほど時間を置いても気持ちが変わらない場合にのみ、購入に踏み切るのが良いでしょう。
物を買わずに日常の不便を乗り越える、3つのアイデア
さらに、たまにしか困らない場面であれば、買わずに済ませる工夫をしてみましょう。
ここからは、物を買わずに不便を解消するための具体的な3つの対策をご紹介します。
買わずに乗り切るアイデア・その1:家の中にあるもので代用できないか探す
まずは「家の中にあるもので代用できるか」を考えてみてください。
物を整理したくて収納箱が欲しくなった時はすぐに買うのではなく、家の中に使えそうな箱や袋がないか探してみるのです。
「こういうのがほしい」と意識して探してみると、意外と代用できるものが家の中で見つかるもの。
まずはそれを使ってみて、やっぱり具合が悪いと感じたときに初めて購入を検討してください。
こうすることで無駄なく、本当に必要な物だけをあなたの家に迎え入れることができます。
買わずに乗り切るアイデア・その2:人に相談してみる
自分ひとりで悩まず、誰かに相談してみるのも効果的です。
「小さいおもちゃがすぐ増えちゃってストレスなんだけど、どうしてる?」と、身近な人や収納が得意な友達に聞いてみてください。
相談する際は、ルールとマナーをちゃんと守ってくださいね。

また、最近はAIという素晴らしい道具もあります。
適切な言葉でAIに尋ねてみると「そんな手があったのか!」という思いがけないアイデアをたくさん提案してくれます。

買わずに乗り切るアイデア・その3:あえて「先送り」にして時間を置く
実は一番おすすめなのが、問題をすぐに解決しようとせず「先送り」にすることです。
「この問題について考えるのは一旦やめて横に置こう」としておくと、不思議なことに数日後にふと良い解決法を思いつくことがあります。
人間は一度考えると、意識していなくても脳がずっとバックグラウンドで考え続けてくれる仕組みになっています。
ニュースを見たり人と話したりした拍子に新しいヒントが飛び込んできて、「あの悩みはこうすれば解決するんだ」と、問題解決への道がつながる瞬間がやってきたりするものです。
あなたにもそんな経験、ありませんか?
問題を問題のままに置いておく効果は、こちらでくわしく開設しました。
ぜひ合わせて読んでください。

物を買う前に立ち止まることで得られるうれしい変化
不便を感じた時に便利グッズを買うのは簡単ですし、世の中には魅力的な商品がたくさん溢れています。
ですが、毎回のようにお金を使って解決しようとすると、あなたのお財布からはあっという間にお金が減ってしまうでしょう。
不便な時はすぐにネットショップでポチったりお店に走ったりする前に、一度立ち止まる。
その上で、「買ってもいい3つのパターン」と「買わずに済ませる3つの工夫」を思い出してみてください。
自分の知恵や工夫で、目の前の不便を回避できないか考えるクセをつける。
この習慣が身につけば無駄な出費が減るだけでなく、家の中に余計な物が増えません。
さらに、物が減って部屋がすっきり整うと、頭の中もクリアになって良い考えが浮かびやすくなるといううれしい副産物もあります。
物であふれる社会に暮らしているからこそ、あえて「物を買う」を問題解決の手段にしない。
厳しい姿勢かもしれませんが、これが暮らしと心を整える特効薬です。
物の買い方、そして捨て方の基本は、こちらにまとめました。
ご自宅の収納問題を解決したい方は、一緒に読むのがおすすめです。


