母はいまだに私のことが気になるようだ。
時々、LINEでいろいろと言ってくる。
ずっと私は、母の心配を鬱陶しいと思っていた。
でも、実は私も同じことを娘に対してしていたのだ。
目次
母の心配
最近、娘が転職し、遠く離れた土地に引っ越した。
その娘を母が心配している。
母の心配はこうだ。
「新しい会社の待遇が良すぎて不安だ」
「どこか外国に売り飛ばされるのではないか」
娘は大企業に転職したので、待遇が良くなったのは当然である。
母はテレビの見すぎだとしか思えなかった。
私の心配
一方で、引っ越した娘に私はこんなメッセージを送った。
「仕事はどうですか」
「ちゃんとご飯を食べていますか」
一人暮らしをしている子供に様子を聞くのは、当たり前だと思っていたのだ。
そして「娘にLINEを送った」と夫に伝えたところ、
- 娘は大学進学時に自宅を出て、もう5年以上が過ぎている
- 一人暮らしには慣れているだろうし、他県への引っ越しも初めてではない
と言われてしまった。
私も母と同じことをしていた、というわけである。
母の心配を大げさだと笑った私も、子離れができていなかった。
母を笑うことは、自分を笑うのと同じだったのだ。
