人生をより良くするための処方箋として、私が設定している行動が3つある。
それは「捨てる」「頼む」「効率化」だ。
わざわざ設定してあるのには、当然理由がある。
気分の赴くまま行動すると、人は現状維持を選ぶ生き物だからだ。
一昨日、昨日と3回に分けて、「捨てる」「頼む」「効率化」に関する構造を紐解いている。
今回は最終回、「効率化」を取り上げる。
これまでの2回と違い、効率化を試みる前にやることがある。
「効率化」よりも大切なこと
昨日、そして一昨日の記事で解説した、「捨てる」「頼む」について十分な行動を行う。
これが効率化よりも大切なことだ。
捨てる、頼む、効率化。
この3つを選択肢として提示すると、人は「効率化」を選ぶ。
なぜなら、捨てることには大幅な現状の変更を伴うからだ。
頼むことによる他者に対する心理的な障害の高さもまた、効率化を好む理由である。
だが、ここではっきりさせよう。
捨てる、頼む、効率化。
この順番で記事を執筆した狙いはひとつ。
後ろに行くほど枝葉の話になるからだ。
重要度を数値で表現するならば
捨てる:頼む:効率化 = 5:4:1
となる。
つまり、効率化に取り組む前に、すでに大筋の方向性は決まっているのだ。
「効率化できない」に隠された構造
効率化の相対的な立ち位置を説明したところで、改めて効率化に隠された構造を見ていこう。
昨日までの「捨てる」「頼む」と違って、効率化への抵抗感は比較的、小さい。
とはいえ、積極的に選んでいるのかと言えば、やはりそうではない。
「生産性が上がる」という触れ込みで流通している製品を購入する。
ここまでであれば、金銭的な問題がない限り行動できる。
問題はここからだ。
せっかく購入した製品を、人は使わずに放置する。
電気代や水道代が上がるから、もったいなくて使えない。
今までのやり方でも、特に困っていない。
発生するタイミングが異なるだけで、現状維持が働く原理は「効率化」も同じなのだ。
「効率化」のためのルール・実例
私が行っている効率化は、実はほとんどない。
「捨てる」「頼む」の時点で、効率化できる点の大半が消えているのだ。
強いて挙げるとするならば、苦手なタスクで使用する道具にはこだわりがある。
自分好みの色合い、素材、サイズを持つ道具を根気強く探し、随時入れ替える。
皿や食器、キッチンツール、筆記用具、そしてガジェット。
これらのような毎日使う道具に投資することで、「苦手なタスクを先送りせずに片付ける」という効率を上げる効果を得ているのだ。
「効率化」の裏側にある意図
私にとっての効率化は、「捨てる」「頼む」の残務処理だ。
諸事情により、どうしても捨てることができない。
人に頼む方法が分からない、ルンバではトイレの便器は拭いてもらえないなど、自分の手で行うしか方法がない。
これらの条件をすべて満たしてしまったタスクのみが、効率化の対象なのだ。
言葉を選ばず言えば、効率化の対象になったということは、私にとっては敗北だ。
発想の転換が不十分である。
実行可能な工夫にまだ気づいていない。
このような捉え方をしている。
というわけで、自分自身に負けないよう、日々、研鑽を積んでいる次第である。

