人生をより良くするための処方箋として、私が設定している行動が3つある。
それは「捨てる」「頼む」「効率化」だ。
わざわざ設定してあるのには、当然理由がある。
気分の赴くまま行動すると、人は現状維持を選ぶ生き物だからだ。
今日から3回に分けて、「捨てる」「頼む」「効率化」に関する構造を紐解いていく。
初回である今回は、「捨てる」を取り上げる。
「捨てられない」に隠された構造
先ほども触れた通り、人は現状維持を好む。
そして、「捨てる」を実行すると確実に現状が変わってしまう。
だから人は「捨てる」を回避するために、ありとあらゆる言い訳をして、すでに手元にあるものを保持しようとするのだ。
今年は着なかったが、来年は気が変わるかもしれない。
高いお金を払って買ったのだから、捨てるなんてとんでもない。
だが、これらの言い訳が、その通りに実現したことはあるだろうか。
今年、着なかった服は、来年も着ない。
大金を支払ったことと、使うかどうかは無関係である。
つまり、言い訳が発動することは、ないのだ。
「捨てる」ためのルール・実例
私も人間なので、いつの間にか「捨てる」を怠ることがある。
意志の力で現状を維持したいという本能に打ち勝つことはできないので、ルールを設けて「捨てる」を実行しているのだ。
着なくなった服を捨てるのも悪くないが、そもそも捨てるような服を買わなければ済む話だ。
なので、今年限りのトレンドであろう服は買わず、3年後も問題なく着用できるものを選んでいる。
また、体型維持に努めることで、身体のサイズが変わらないようにしている。
健康にも寄与するので、一石二鳥だ。
一方で、洋服を含む何かを買う際は、「程々」を選んでいる。
安物買いの銭失いは論外であるし、あまりにも高価すぎると選択に失敗した際に未練が残る。
洋服であれば、白Tシャツは2000円、パンツは3000円、ジャケットなら1万円。
これが私の基準だ。
安すぎると、生地や質感、ラインが今一つで、着用が恥ずかしく、お蔵入りになる。
逆に高すぎると、「とっておきの時に」とタンスの肥やしになりかねないのだ。
「捨てる」の裏側にある意図
「捨てる」をテーマにして書き進めてきたが、真の狙いは「『捨てる』を発動させない 」だ。
日々の暮らしに不自由しない分を、吟味して所有する。
このルールを徹底することで、「捨てる」の発動回数を極限まで削ることに全力を注いでいる。
一度、所有した物を捨てることに、人は強い抵抗感を持つ。
この心の仕組みを痛感しているからこそ、私は「捨てる」のずっと手前、「『捨てる』を発動させない」に重きをおいているのだ。
次回は2つめの項目「頼む」を取り上げていく。

