営業が苦手な私が仕事を取ってきた方法

私は営業と名のつく行動が苦手だ。
自分が営業するのはもちろん、営業を受けることも避けたいと思っている。

だが、自分で事業を立ち上げた以上、営業は必須だ。
私に仕事をくださる誰かがいないのなら、その活動は事業とは呼べない。

では、どのようにして苦手な営業に取り組んでいるのか。
2010年から事業を続けている私の行動を、この記事で整理していく。

目次

現状を整理する

話は2004年に遡る。
当時、私は地方に住む一介の専業主婦だった。

小さな子どもを抱え、特別なスキルも持っていない。
収入を得たいなら再就職するのが最も近道であろう、と思える状態だ。

しかし私はどうしても再就職をしたくなかった。
専業主婦であれば、時間の自由が利く。
また、できればもう1人子どもがほしいという、別の理由もあった。

そこで思いついたのが、自宅で仕事を始めることである。

先ほども述べた通り、当時の私は何も持っていなかった。
この状態の人間に在宅でできる仕事が手に入るはずもない。

何をすれば良いか分からなかった私は、まずは現状把握から始めた。
自分の現在地を知る以外に、できそうなことを思いつけなかったのだ。

過去の自分を振り返り、使えそうな材料として以下の2つを見つけた。

・読書が好きである
・自分専用のパソコンを持っているし、インターネットにも無制限で接続できる

さらに、この時点でインターネットで稼ぐ方法が、すでに出回り始めていた。
自分が持っていた材料と稼ぎ方の情報が結びつくには、現状把握が欠かせなかったと言える。

偶然ではあるが、後から振り返ると王道のステップを最初に踏めたのは幸運だった。
ここで整理した現状が、苦手な営業にどのように取り組むかの答えにもつながっていく。

自分の得意を見定める

2004年に見つけた材料と当時のトレンドを組み合わせた結果、私が選んだのはブログアフィリエイトだった。

最初は無料ブログを使った形から。
後にレンタルサーバーを契約して、自分専用のブログシステムを使う形へと変化している。
独自ドメインを取得し、複数のブログを同時に運営するスタイルを覚えたのも、この時だ。

2009年の秋までブログを書き続けた結果、自分の「得意」が見えてきた。

文章そのものは書ける。
私が書く文章は、早くから「分かりやすい」という評価を得ていた。
評価された内容をまとめると「論理的な文章なので、男性の書き手だと思っていました」である。

2004年の時点では「特別なスキルも持っていない」と整理したのだが、実はそうではなかった。
大学卒業後、新卒で入社したSIerでの経験が生きたのだ。
システムエンジニアとプログラマーの両方を経験していたので、システム構築とプログラム言語の知識がブログ運営において役に立った。

ただし、人の心に感情的に響く文章、言い換えると「買いたい、ほしい」と思わせる文章は書けなかった。
なので、アフィリエイターとしては失格であった。

一定の文章力、および自力でブログを運営できるスキルは持っており、得意でもある。
その一方で、人間の心を揺さぶることはできない。

以上が私の「得意」に関する、2009年終わり時点での分析結果だ。
これは今も変わらない。

実行できる仕組みを構築する

2009年に得た結論を使い、私がたどり着いたのが事務代行であった。

アメブロを書いて地元の事業者に会って実際に見てもらい、アメブロが使えることを示していった。
その結果、見ず知らずの人からセミナー講師のアメブロを管理する職を得たのだ。

知らない人から問い合わせが来たのだが、なぜそうなったのかの流れはすぐに判明している。
私が知っているAさんから、私が少しだけ知っているBさんに話が伝わり、Bさんの友達であるCさんから連絡をいただいていた。
私はCさんのことをまったく知らなかったが、「Bさんからお話を伺いました」という出だしでメールは書かれていた。

自分の「できること」だけを会った人に伝えるのが、第1段階。
先ほどの事例では「アメブロが使える」が該当する。
ここで、「アメブロの管理代行ができます」といった未経験のことを言わないのがポイントだ。

実際に会って自分ができることを伝えた人経由で、誰かひとりでも問い合わせてきたら営業が成立する。

この形は、後に別の形へと進化した。
第2段階である。

私はひとりしかおらず、地方に住んでいる上に初対面の人と会話するのが得意ではない。
この制約を突破するために、自分専用のブログ運営スキルを活用したのだ。

事務代行を求める人が読みたいブログを書き、問い合わせフォームを置く。
私に仕事を発注したい人は、問い合わせフォーム経由で連絡をする。

自分から「買ってください」と一言も発することなく営業が成り立つスタイルが、こうして完成した。
以来、この形で私は「営業」を続けている。

営業と私の関係

営業が苦手な私であるが、営業から逃げることはできない。
顧客が存在しなければ、事業が成立しないからだ。

ただし、どのような営業方法を採用するのかを選ぶことなら可能だ。

自分にとって負担の少ない行動を知るために、自分の現状を整理した上で「得意」なことが何なのか見極めた。
得意な行動を試しながら、成約した流れを見つけて再現した後、さらに磨いている。

以上が、私が行ってきた営業活動であった。
顧客獲得という効果があり、なおかつ負担の軽い営業方法が実在した一例として読んでいただきたい。

私にできたことなのだから、あなたもできる。

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この記事を書いた人

考えていることと、いま受けている仕事はプロフィールに置いています。

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