先日、PTAの使い方についてまとめたのだが、その際にボツにした原稿がいくつかある。
年齢問わずお子さんを持つご家庭なら活用できるので、まとめて置いておく。
前回の記事は、こちらをご参照いただきたい。

情報収集としてのPTA役員、引き受け始めるタイミング
学校からの公式情報を得るために、いつから学校と関わればいいのか。
答えは簡単、入学した時だ。
右も左も分からないからこそ、いち早く学校と顔をつないで情報を得る。
たった一度、自ら立候補するだけで向こう3年の安心が手に入るなら、安いものだ。
私の場合は上の子の幼稚園、年少、すなわち保護者生活1年目から、すでに自主的にPTA役員を引き受けている。
ポジションはクラスの代表、各クラスに2名、任命されていたので、PTA役員としての責務は比較的軽いものだ。
引き受けた理由は至ってシンプル。
2名の役員が決まらなければ、帰ることができなかったから。
「自分が引き受けて帰れるのなら、引き受けよう」
「PTAをやることで園から情報が流れてくるのは、おそらく早いだろう」
以上が、当時の私が考えたことだ。
初めての幼稚園生活だったこともあり、不安がなかったと言えば嘘になる。
ただ、実際は月に1回、2時間程度の役員会に参加するだけで、園生活を円滑に進めるための情報を数多くいただける、非常にありがたい場だった。
その後も小学校、中学校、高校と、まったく同じ手段で学校と太いパイプを持ち、正確な情報をいち早く入手することに成功し続けている。
高校の進路相談教員・その1
上の子は10歳を過ぎる頃には、大学進学が視野に入った。
なので、高校は地元の進学校を選んでいる。
私も同じ高校の卒業生だったので、基本的な情報は頭に入っていた。
だが、進路となると話は違ってくる。
当然だが、私の時とはトレンドが大きく変わっていたからだ。
ここでも役に立ったのが、PTA役員をしていたことである。
進路指導の教員がPTA担当だったので、PTAの仕事をこなす傍ら、自分の子どもの成績や希望を雑談として提示し、アドバイスを受けていたのだ。
進路指導の教員というものは、学校側が正担任を持たせず、進路指導専任としている場合が多い。
つまり、生徒側から積極的に接触しない限り、情報を得ることができないというわけだ。
ちなみに進路指導の教員が3年次に異動になり担当が変わったのだが、やることは同じである。
PTA活動を通じて、子どもの情報を少しずつ知ってもらうだけだ。
最もありがたかったのが、センター試験(現在の共通テスト)を受験した後である。
センター試験の結果が今ひとつだったため、志望校の見直しを余儀なくされたのだ。
この時期に初めて進路指導の教員のところに出向いても、はっきり言って手遅れだ。
まったく情報を知らない生徒と、1年近い時間を使って「あの子のことは、よく知っている」状態の生徒と。
どちらがより具体的な策を授けてもらえるか。
答えは一目瞭然だ。
高校の進路相談教員・その2
下の子の時は、諸事情によりPTA役員になることができなかった。
しかも、上の子とは違う高校に進学したため、学校の情報がまったく分からない。
分かっていることといえば、この高校は進学する生徒も就職する生徒もいること。
そして、下の子のクラスでも、卒業後の進路がバラバラであるということ。
これだけだ。
ただ、幸いなことに本人が高校1年という早い段階で「専門学校への進学」しかも特定の学校への進学を希望すると自主的に決めていたため、親としての動きは取りやすかった。
ここで私が目をつけたのは、部活動だ。
試合や遠征のある部活動だったので、試合のたびに必ず顔を出す。
遠征の際は自分の子どもだけではなく、親御さんが送迎に来られない部員さんの送迎も買って出る。
当日に先生の手が足りないとのことで、試合の時の荷物番や動画撮影を引き受けたこともあった。
さらに学年問わず他の部員さんとも積極的に会話することで、「ああ、〇〇さんのお母さんね」という立ち位置を確保したのだ。
こうした地道なロビー活動のおかげで進路指導の教員と、ようやくつながりを持つことに成功した。
直接、会話できるようになった後は、上の子と同じだ。
顔を合わせるたびに下の子のことを話し、受験に際しての願書の書き方を教わり、面接や小論文に関する指導を仰いだ。
実質的な指定校推薦扱いの専門学校だったので、これらがどれほど強力な手助けになったのかは言葉に言い表せないほど大きい。

