夏休みに入ると、お母さんが共通して持つ悩みがあります。
それは、子供のお昼ご飯。
「毎日のお昼ごはん、どうしよう」という重たいプレッシャーが頭を占拠しますよね。
そもそも「家族が家にいるから、お昼を作らなければならない」ということは、一体誰が決めたのでしょう。
思い返せば、我が家では新婚の時から「自宅にいる時の昼ご飯は、自分で準備する」でした。
私が週末の昼食を一切準備しようとしないため、夫は新婚当初から「週末の昼飯は自分の小遣いで調達する」というスタイルだったのです。
「家族が家にいる時は、手作りの食事を準備しなければならない」
これは、ただの幻想にすぎません。
手をつける必要がないと判断した場所は、潔く手をかけない。
これが私がお昼ごはんに対して持つ、一貫したスタンスです。
昨年まで:週6日を回す「非製造システム」と時間の買い戻し
子供が家にいる時間が長かった昨年までは、
- カップラーメン
- 冷凍チャーハン、ピラフ
- レトルトカレー
- 電子レンジで茹でて温め不要のソースを和えるだけのパスタ
といった、調理の手間がほとんどかからないラインナップで、週6日分を淡々と回していました。
温めるか、お湯を注ぐだけで完了するメニューで構成し、自分では作らない。
というわけです。
「市販品ばかりだと、割高になるのでは」と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、1食あたり50円〜100円ほど高くなるでしょう。
ですが、私はその差額を払ってでも「時間」を買い取りたいのです。
浮いた時間で他の家事や自分の仕事を進めれば、100円や150円のコストなどすぐに回収できます。
時間を確保するための投資と考えれば、嫌いな料理に手をつける方が私にとってはコストパフォーマンスが悪かったのです。

今年から:夏休み前からのルーティンに乗せるだけの「新規タスクゼロ」
実は今年から息子の環境が変わり、夏休みに自宅にいる時間が増えました。
かといって、お昼時にわざわざ新しい調理タスクを発生させるような真似はしません。
元々、夫は会社に、今年の3月からは私もコワーキングスペースに持っていくため、お弁当を毎日作るルーティンが回っていました。
また、息子も夏休みに入る前まではお弁当持参で学校に通っている状態。
つまり、夏休みに入ったからといって、何かを変える必要がなかったのです。
さらに、日曜日にいたっては10年前から夫と息子が義母宅で昼食を取る習慣が定着しています。
ですので、私自身は最初から担当領域外。
週に1回、ひとりでゆっくり食事ができる、大切なひとときです。
変化に合わせて「作らない仕組み」を更新し続ける
来年や再来年には、息子の就職やアルバイトなどでまた生活環境が変わるでしょう。
「夏休みがある家族」がいなくなる日が、すぐそこまでやってきました。
ですが、たとえどんなに環境が変わったとしても、私のスタンスは何も変わりません。
その時の状況に合わせて、最も手間がかからない「作らない仕組み」を、また構築するだけです。
私たちが手放すべきなのは、勝手に自分へ課している「作らなければならない」という無意味な義務感。
「手料理信仰」からは、もう卒業してもいいのではないでしょうか。
時間や手間をかける必要がない場所は徹底的に削ぎ落とし、自分の時間と精神的な余白を確保する。
これこそが、時代や環境の変化に振り回されないための、私が出した「答え」です。

