在宅ワークで失敗した理由を、少しずつ振り返っています。
今回は、その前の話。
どうして私は「在宅で働く」を選んだのか、です。
これまでに書いた記事は、こちら。

専業主婦になるしかない
これ、選んだというより、「そうするしかなかった」というのが正直なところです。
在宅ワークを始める前、私は専業主婦でした。
子育てに専念したいから、あえて退職したわけではありません。
ただでさえ、残業が多い。
時に、急な残業要請もある。
なのに、残業を拒否することすらできない。
「これは、無理だ」と思うまでに、そう時間はかかりませんでした。
この会社は新卒で入社したのですが、1年目が終わる頃には諦めてましたね。
「ここは腰掛けなんだろうな」と。
で、結婚してから半年後、かねてから思っていた通りの選択をしました。
専業主婦って、何もできない
働きながらの子育てが難しい職場を退職し、一気に暇になる予定でした。
夫は当然、働いているので、日中は私ひとりでのんびりできるはず。
とは、なりませんでした。
理由は、娘が生まれたから。
初めての子育てなので右も左も分からず、あっという間に時間は流れていきました。
そうこうするうちに娘が1歳近くになった時、夫からこんな提案が。
「不便だと思うから、クルマ買ったら?」
私の住むエリアはいわゆるクルマ社会で、クルマがなければコンビニに行くのさえ不便な地域。
なのに、クルマは1台しかありません。
そのクルマを夫が通勤で使っていたので、平日の私は娘とふたりでワンオペ育児。
内心「週1でいいから、どっか行きたい!」と思っていたのです。
そんな声なき声を拾ってくれたのでしょう。
私専用のクルマが、我が家にやってきました。
ちなみに、夫が通勤に使っていたクルマは、独身の時の私がオトコマエに買ったもの。
もしかしたら、これが影響していたのかもしれません。


専業主婦じゃ、だめだ
2年近く、クルマなし生活だった私のもとに、新しいクルマがやって来ました。
行動半径がグッと広がり、楽しい毎日のはじまり・・・
ですが、そうはなりませんでした。
クルマってお金、かかるじゃないですか。
当然ですが、ガソリン入れないと金属の塊ですし、メンテナンス費用も馬鹿になりません。
あと、税金や車検費用だって必要です。
と、ここまで考えて私、思いました。
「これ、お金がないとダメなやつだ」
せっかくクルマはあるのに、使うための予算を持っていなかった。
自由になるはずの道具なのに、それを使う自由が私にはなかったのです。
専業主婦だったので、最初は夫に言って出してもらってました。
きっと夫は、当たり前だと思っていたはず。
ですが、私が自分に対してモヤモヤしてました。
「夫がいないと生活できない私、ヤダ」と。
ここから少しずつ、「働こうかな」と気持ちが動いていきました。
「私の時間なんだから!」
「そろそろ社会復帰、してもいいかも」とは思いましたが、いきなり大きな壁が。
会社を辞めてから、すでに2年以上。
「3ヶ月、現場を離れたら使い物にならない」と言われる技術職に就いていたので、今さら元の職種には戻れなかったのです。
「さて、どうする私?」
新聞の求人欄を何となく眺めて数ヶ月が過ぎました。
ですが、どうしても動けません。
「私を採用してくれる会社なんて、あるの?」
「朝、ちゃんと起きられるの?」
「娘を保育園に預けるの、無理かも?」(保育園激戦区なので)
いろんな思いがありました。
そして、動けない理由はいくつもありましたが、根っこはこれでした。
「時間を自由に使えないのは、絶対に嫌だ!」
会社を辞めて2年目に入り、誰かが勝手に決めたスケジュールで動くことが耐えられない私になっていたのでした。
在宅ワークの世界へ、ようこそ
再就職という選択肢を捨て、話は振り出しに戻りました。
「会社に行く=時間に縛られる」と思っていた私は、別の道を思い出します。
「そうだ、在宅ワークがあるじゃないか」
この思いつきが次なる苦しみを招くことなど、当時の私はまだ理解していませんでした。
