この1週間ほど、就寝前の15分でロウソクの炎を見つめるというタスクを行っている。
ロウソクの炎には、睡眠改善とは別に目的があった。
その一方で、本来のゴールとは違う「睡眠」への影響が大きかったのだ。
なぜ睡眠が改善されたのか?
今回はその理由と合わせて、「当たり前」の罠について話していく。
不夜城は、いつから始まったのか?
昔は夜になると暗くなるのが、当たり前だった。
松明やロウソク、ランプといった道具は存在していたが、王族や貴族といった裕福な層しか使えなかったのだ。
そして今「電気」が普及してしまった。
電気のおかげで便利で快適な暮らしが手に入ったのは、間違いない。
150年ほど前の状態、すなわち「電気以前」に戻らなければならないとは、私も思わない。
しかし、電気というインフラは夜の景色を一変させてしまった。
「夜も明るいのが普通」という世界だ。
以来、「暗くなったので寝る」という人間が本来持っていた機能は、働きにくくなっている。
ロウソクの炎が連れてきた「付属物」
話をロウソクに戻そう。
ロウソクの炎を見つめる際、ある条件が設定されていた。
それは、部屋の電気を消して暗闇にすることだ。
ロウソクの炎に集中するためだと思われるのだが、擬似的に昔の「夜」が再現されたのだ。
その結果、私は10分と経たないうちに眠くなるようになった。
実は1週間前までは、眠りにつく前に布団の中で電子書籍を読むのが日課だった。
だが、ロウソクの炎を見つめるようになって以来、タブレットに手が伸びなくなった。
暗い部屋で過ごしたおかげですでに眠くなっており「寝落ちするまで何かを読む」必要がなくなったのだ。
私の寝付きが悪かったのは、寝る直前を過ごす部屋が明るすぎたから。
現代社会に定着してしまった「照明を使って、夜も明るくする」こそが、寝付きの悪さを運んでいたのだ。
