個人的な好き嫌いで目の前のタスクをこなすことに迷っていては、何もできない。
だから、仕組み化して感情に左右されないようにするのが良い。
タスク管理や時間管理のポイントとして、このような方法が知られている。
試みたことがある人もいるかもしれない。
しかし、この手法は向き、不向きが大きく分かれる。
「仕組み化すれば良い」と主張する人が持つ特徴
ところで、仕組み化を勧める人が共通して持つ特徴がある。
それは、仕組み化が得意であること。
自分ができているから勧めるのだし、実際に成果も得ているのだろう。
私もどちらかというと仕組み化が得意な部類だ。
分かりやすい事例が、このブログである。
毎日更新を始めたのが昨年の11月。
1日だけ体調不良で休んだが、その日以外は投稿が途切れていない。
ブログが続いているのは、執筆の工程を仕組み化していることにある。
執筆を進める順番、使用するツール、作業する時間帯。
これらすべてに決まったルール、つまり仕組みが存在する。
私が守っているのは「仕組みに従ってタスクを進める」の一点のみ。
「今日は疲れている」とか「気分が乗らない」といった体調や感情は、一切無視だ。
実はここにもう一つ、隠された特徴が示されている。
仕組み化が得意な人は、自分の好き嫌いに行動を左右されにくい傾向がある。
「モチベーションが上がらないから」といった理由は、彼らにとって行動を止める理由に含まれない。
そして私も「やる気が起きないから」という理由で手が止まる人が理解できない。
「やりたくないなら、やめるだけ」なのだ。
仕組み化が苦手な人は、どうすれば良いか
仕組み化が得意な人は、その内側に感情が行動に影響されにくいという特性がある。
つまり、仕組み化に苦手意識があるならば、タスクをきちんと進めるために仕組みを用いることも向いていない、となる。
だが、解決策はある。
仕組み化が苦手であるならば、仕組み化が得意な人の主張を受け入れない。
ここが出発点だ。
さらに、やりたくないことをしなくても済む方法を模索し、実際に行動する。
やらなくても問題ない状態を手に入れたならば、仕組み化に頼る必要もなくなるはずだ。
自分が無理なく身を置ける会社は、どのような企業なのか。
素のままで振る舞えるコミュニティは、どこに行けば見つかるのか。
複数の組織を移動しながら自分に合う場所を探すコストは、払う価値がある。
さらに、自分が所属している「場」で誰と一緒にいるのかを探るのも重要である。
組織というものは人数が増えるほどに、間違いなく自分と合わない人が紛れ込む。
「みんなと仲良く」という思い込みを捨て、合わない人とは距離を置く。
その上で、気持ちよく付き合える人と人間関係を構築すれば良いのだ。
とはいえ、すべてが完璧な場所を求めて延々と探し続けるのは、現実的ではない。
「場」そのものは70点程度で妥協しても構わない。
「誰と付き合うか」で85点以上を目指すのだ。
この条件を満たしていれば、概ね快適に過ごせる。
巷に流れる「〇〇すれば良い」に違和感があるなら、それは自分に合わない方法の証拠だ。
「〇〇」の中身が自分にとって当たり前に思える手法。
これこそが、選ぶべき道である。
