英語教育の前に考えたい「母語」のこと

このテーマ、書くつもりでずっとネタリストに入ってました。
今日、ようやく書く気になったので、私なりの考えをまとめてみます。

学校で英語をいつから学習するのか?
今の日本では、小学3年が英語教育のスタート地点。
名目ではこうなっていますが、実際は幼児期から英語教育を取り入れている家庭が多いです。

ところで、あなたの身の回りにいる10代後半、20代の方を見てください。
小学校から英語を学んでいるはずなのに、しっかり使いこなしているのはごく少数。
大半は「習ったはずなのに話せない」「苦手意識だけ残った」ではないでしょうか。

目次

我が家の英語教育は、不本意な形で始まった

私には子どもがふたりいます。
社会人の娘と、今年の春に高校を卒業した息子。
このブログにも、たびたび登場していますね。

さて、彼らにも当然、幼い頃がありました。
私はずっと働いていなかったので、赤ちゃん期を終えて3歳を迎える時が集団生活デビューの時期。
つまり、幼稚園入園が「家庭外での教育」のスタートだったわけです。

ふたりとも同じ幼稚園に通ったのですが、選ぶ基準としてこちらがありました。

英語を「学ばせない」幼稚園

「はて?」と思った方、たくさんいらっしゃるでしょう。

公立の幼稚園を選べば良かったのでしょうが、他に求める条件が合わなかったので、結局は英語教育を謳っていない私立幼稚園に入園しました。

ですが、娘が入園した年度から、新たに英語教育が導入されました。
入園説明会ではまったく聞いてなかったので、もうショックで・・・

「分かっていたら選ばなかったのに!」

と、後悔の嵐です。

というわけで、思いがけず英語の早期教育を受けることになった娘。
ただ、結果的にこれは良い方へ転びました。

英語をぐんぐん吸収し、中学入学時にも幼稚園時代の英語学習がしっかり残っていました。

もっとも、娘は昔からかなり特殊で。
「宿題が多すぎる」と有名な高校に進学しても、「え? 全然少ないよ?」と言っていたタイプです。
今思えば、勉強への耐性がかなり強かったのでしょう。

英語には早く触れた方が良いのか?

この成功体験に気を良くした私は、息子にも同じ幼稚園を選びました。

娘が卒園した後、さらに英語学習は充実しており、ネイティブの英語の常勤講師がふたり在籍。
毎日、英語の時間がある幼稚園へと、進化を遂げていました。

「これで息子も、英語が身につくだろう」

ですが、この時は違っていました。
いくら英語を学んでも、全然、身についた様子はありません。

「おかしいな」と思いつつ幼稚園を卒園して、小学校に入学しました。
息子の時は小学5年から週1回の英語活動があったので、4年のブランクを経てまた英語が始まったのです。

ここで、驚きの事態が発生。

息子、幼稚園で学んだ英語がキレイサッパリ、頭から抜け落ちてました。

母の嫌な予感、的中です。

ここに来て、娘と息子の違いを考えてみたら、大きな違いがあったことに気づきます。

娘の時は英語の時間は週1回、実は「漢字教育」に熱心でした。
かたや息子は、先ほど書いた通り毎日英語の時間あり。
おそらくは漢字の時間にしわ寄せが来ていたでしょう。

そして、私は気づくのです。

「英語をやる前に、日本語をしっかり身につけないと意味がない 」

と。

もっとも、息子は昔から少し不思議なタイプでした。
どこへ行ってもすぐ友達を作るのに、相手の名前をまったく覚えていない。

学校での出来事を聞いても、
「いろいろ」
で終わります。

娘は、こちらが聞かなくても学校であったことを次から次へ話すタイプだったので、同じ親から生まれてここまで違うのかと驚いたものです。
どうやら息子は、「言葉」そのものに強い意識を向けるタイプではなかったのでしょう。

このような体験を経て、私の考えは固まったのです。

まずは母語から!

ここまで書いてきたことは、娘と息子という違う人間を観察した結果です。
これは我が家の経験談ですので、すべての子どもに当てはまる話ではないでしょう。

とはいえ、

日本で生きる日本人である以上、母語である日本語をきちんと習得することの優先順位は高い

と思えてなりません。

また、英語の重要性を語る方々は、当然ですが日本語を不自由なく使えています。
つまり、「日本語という土台を身につけてから」というフレーズが抜けている可能性があるのです。

今、あなたが子育てをしているのでしたら、言語の教育は待ったなし。
1日1日と、あなたのお子さんは言葉を身につけていきます。

大切なお子さんには、どんな「言葉」を身につけてほしいですか?

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この記事を書いた人

地方に住む、普通の主婦。
2010年から在宅で仕事をしています。

このブログでは、「持続可能な現実的な生き方」をテーマに
・生き方
・考え方
・働き方
・人間関係
について、「こうあるべき」ではなく、実際に起きたこと、考えたことをもとに書いています。

名前や肩書きより、考え方そのものに興味を持っていただけたらうれしいです。

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