オンライン秘書というお仕事は
- 終了日が決まっていない、長期契約が前提
- クライアントと日々、連絡を取り合う
以上が前提のお仕事です。
ですので、クライアントとの相性は他のクライアントワークよりも重要視されるべきです。
とはいえ、「どのようにクライアントとの相性を測れば良いのか?」は、難しい問題です。
私は2010年からオンライン秘書を始めていますが、この問題に関しては今でも難しさを感じているところ。
ただ「このように考えれば良いのではないか?」という指標はあります。
この指標について、何回かに分けてお話ししていきます。
今回は初回ということで「属性」をテーマに選びました。
契約前に得られる情報として扱いやすく、事実ベースなので「合う、合わない」を冷静に判断できます。
年齢・性別
「自分と近い方が良い」「かけ離れている方が良い」は、一概に言えません。
なのですが、これまでの人間関係を振り返り
- うまくいった場合
- そうではなかった場合
これらを分析することで、クライアントとしてふさわしい年齢や性別の持ち主は割り出せます。
同性で同年代がふさわしいケースもあれば、異性、年齢が離れている人物がベストな場合も。
思い込みや他のオンライン秘書の発信に惑わされることなく「私はこういった年齢や性別の持ち主が良い」を持つのがおすすめです。
居住地
こちらに関しては一定の傾向があります。
オンライン秘書はあくまでも自宅をベースにした稼働が望ましいです。
「オンライン」ですので。
また、あなたがオンライン秘書に興味を持ったきっかけとして「自宅から出ることなく働きたい」というニーズは強いのでは?
にもかかわらず、クライアントの居住地は近いと、ことある毎に「ちょっと来てください」と言われかねません。
つまり、「あなたの住まいとクライアントの活動エリアが離れているのが好ましい」という結論になります。
出身地
居住地と分けたのには、理由があります。
それは「商習慣の違い」です。
子どもの頃に見聞きした大人とお金の関係性は、長く影響を与え続けます。
- 物やサービスに対する「高い、安い」の感覚
- 見栄っ張り or 実利主義
- 金額交渉の傾向
- 支払いまでのルートマップ
といった部分に違いが大きく出ます。
気持ちよくお仕事をしたいなら、自分の感覚と似た相手を選ぶのが良いでしょう。
学歴・職歴
「大卒でなければならない」とか「営業や企画職の経験がある人でなければならない」といった特定の条件はありません。
なのですが、
- あなたの学んできたことと近い知見を持っている人
- あなた自身やあなたの身近な方が経験した職種の持ち主である
といったフィルターをかけるのはおすすめです。
その理由は、見たことも聞いたこともない業種や業界へ「仕事だから」といっていきなり入っていくのは非常に難しいから。
これまでのあなたと少しでも共通点がある、もしくは身近な人との共通点があるクライアントを選ぶことでミスマッチは減らせます。
まとめ
オンライン秘書のクライアント選びは、入口でかなりの部分が「成功、失敗」が決まってしまいます。
選び方に問題があると、その後、毎日の業務に支障とストレスが生じると覚えてください。
逆に言うと、「選び方を間違えなければ、楽しいオンライン秘書ライフが過ごせる」とも言えます。
また、業務委託契約は、雇用契約と違って「このクライアントは嫌だな」と思った時点での解約の自由度が高いです。
必要以上に怖がることなく、様々な属性を持つ方と契約をしてみてください。
契約の回数を重ねることで、徐々に「私はこのような方と契約をすればうまくいく」がつかめますから!