「無料」の構造を理解して、賢く使おう

「え?これくれるの?」
「タダなら、もらっておこうかな」

私たちの周りには、「無料」という言葉で手に取らせようとする仕掛けが、想像以上にあふれています。

このブログでも、以前にショッピングモールで配られるティッシュのように

本来は必要ではない物まで「無料」という理由だけで手に取ってしまう場面が、日常の中に紛れ込んでいます。

ところであなたは、これらの「無料」について、どんな考えを持っていますか?

目次

なぜ価値ある物を無料で配る企業が存在するのか?

普段のあなたは、必要だと思った物はお店で買いますよね。
食料品を始めとして、衣服や住居といった生きていくための必須アイテム。
その他、あらゆる「必要」もしくは「ほしい」と思った物は「お金と引き換えにして」手に入れているはずです。

それでもなお、企業は販売できるはずの商品を、あえて無料で配っています。
では、なぜそんなことをするのでしょうか?

「無料」の理由・その1:安心感を与える

理由のひとつとして、「試してもらい、リピートを狙う」があります。
化粧品やサプリメントの試供品が、分かりやすいでしょう。

いきなり1ヶ月分を購入して肌や身体に合わないと、消費者にとっては損ですよね。
なので、自然と「やめておこうかな」となりがちです。

ですが、ここで「3日分、無料でお渡しします。使ってみてください」と提案されたら、どうでしょう?

「興味はあるけれども失敗が怖い」と思っていた消費者にとっては、とてもありがたい話。
喜んで「じゃあ、ためしてみます」となる可能性は、十分に考えられます。

安心して買ってもらうための「おためし」は、長い目で見たら企業側にとっては「得」というわけです。

「無料」の理由・その2:さらなる「営業」に向けた布石

次の理由は、営業のきっかけを得るため。
具体的には「無料で人を集めておき、集まった人に有料商品を販売する」という流れです。

この手法を採用している企業、業種は、至るところに存在します。
特に多いのが、以下の業種です。

無料商品で「営業」する業種
  • 生命保険(医療保険、がん保険など)
  • オンラインスクール(英会話、プログラミング、ビジネススクールなど)
  • Web系の各種ツール(生成AI、デザイン、チャットなど)

「あ、そういえば」となりませんか?

先ほどの「安心」とは違い、より戦略的な活動を通じて自社の有料商品を購入してもらう。
そのための「無料で配る」なのが、特徴です。

無料で配られた物は、手に入れても問題ないのか?

「無料だから」といって、すべてを疑う必要はありません。
無料で受け取って終わりにしただけで、すぐに何かが起きるわけではありません。

ですが、「何も失っていない」と思い込むのは危険です。

ここで問題にしたいのは、「無料」の代わりにあなたが差し出すものです。

お金は出ていかないかもしれません。
ですがその代わりに、気づかないうちに他の大切なものを差し出しているケースは、決して少なくありません。

「無料」の代わりに、消費者が差し出すもの
  • 個人情報(氏名、住所、年齢、職業など)
  • 自宅の収納スペース
  • 「私はこれに興味があります」情報

そして、何よりも私が問題視するのは「時間を失う」です。

無料の商品に手を出すことは、先方からの継続的な連絡を受け入れることにつながります。
特に「無料の理由・その2」に該当する場合は、注意が必要です。

連絡先を渡してしまうということは、しつこい営業電話に悩まされる未来を受け入れるのと同じことなのです。

タダより「高い」ものはない!

本来、有料で販売されている物が、無料で手に入る。
この裏側には提供する企業が何らかの思惑を持っており、絶対に企業側が損することはない。

ビジネスの基本法則であるこちらを覚えておけば、「無料だ、オトクだ」と短絡的に手を伸ばさずに済みます。

企業はあの手この手で、あなたの財布の紐を開かせようとします。
その入口が「無料」という形で差し出されているだけです。

あなたにとって必要であり、納得した上で購入するなら、入口が無料であっても問題はありません。

ですが、「無料でもらえたから」からスタートして、その後、何万、何十万と失うのなら。
あなたが感じた「タダだから、得しちゃった」は、違うのではないでしょうか。

というわけで、私からあなたにこの言葉を送ります。

タダより「高い」ものはない!

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この記事を書いた人

地方に住む、普通の主婦。
2010年から在宅で仕事をしています。

このブログでは、「持続可能な現実的な生き方」をテーマに
・生き方
・考え方
・働き方
・人間関係
について、「こうあるべき」ではなく、実際に起きたこと、考えたことをもとに書いています。

名前や肩書きより、考え方そのものに興味を持っていただけたらうれしいです。

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