「自分を知る」の大切さを、シリーズでお届けしています。


今回はシリーズ3回目として、他人へのインタビューを取り上げます。
内側と外側、視点が変われば見え方はまったく違う
ここでひとつ、質問です。
初対面の人に「あなたってどんな人?」と聞かれたら、どう答えますか?
ちゃんと説明しようと思わなくても構いません。
思いついたことを、3分ほどかけて書いてみましょう。
私の場合だと、こうなりました。
- 引っ込み思案
- ひとりで過ごすのが好きで、引きこもり
- 話がすぐあちこち飛ぶので、分かりにくい
- 考え始めたら、延々と続けられる
- 自分はポンコツである
ところが、「梅野里香はどんな人だと思いますか」と聞いてみると、結果はこうなりました。
- 積極的に発信している
- 社交的で、フットワークが軽い
- 話がおもしろい、まとまっていて分かりやすい
- 「考えるより、まず行動」な人
- 能力高すぎ、強強な人
びっくりするくらい、全然違いますよね。
まずあなたにお伝えしたいのが、この「差」の存在です。
ここにこそ、自分を知るヒントが隠れています。
自分=内側からの視点
他人=外側からの視点
同じ「ワタシ」なのに、立ち位置が変わるだけでまるで別人のように見えるのです。
そして、私としては「初対面の人と話すなんてとんでもない」が、本音。
にも関わらず、他人からは「交流会とかめっちゃ好きそう」と言われるケースが、とても多いのです。
「私はどんな人だと思いますか?」他人へのインタビュー手順
ではここからは、他人へのインタビューを行う際に、私が気をつけている点をふたつ。お話しします。
インタビュー相手の主観を少なくして、事実を引き出すためのポイントです。
インタビュー・チェックポイント・その1:相手の主観は、除外する
こういった質問を他人に投げかける際、使ってはならないキーワードがあります。
禁止ワードとは「私はどんな人だと思いますか?」です。
「私はどんな人ですか」と尋ねてしまうと、相手の持っている想像や理想が混ざりやすくなります。
たとえば
- あなたは「こんな性格」のような気がする
- あなたは「こんな人」であってほしい
といった感じです。
これはこれで、あなたを知るためのヒントになります。
なのですが、取り扱いが難しい材料です。
インタビュー・チェックポイント・その2:「できていること」を聞く
というわけで、まずはシンプルに、この質問から始めてください。
「私が優れてできていることを、教えてください」
「できていること」と限定することで、より事実に近い回答が得られます。
また、この質問をした際によく起きる「ある現象」には、注意が必要です。
何が起きるのか、というと「自分にとって当たり前のことに、高い評価を与えられる」現象。
自分にとっては、「こんなの、誰でもできるよね」
一方で、相手にとっては「すごーい!私にはできないよ」
これ、本当に多いのですよね。
もしもこのパターンに当てはまったら、さらに多くの人にインタビューを重ねてください。
3人、5人と同じことを言ってきたら、「そのジャンルにおいて、あなたは優れている」で確定です!
他人の目を借りて、自分像を形作る
驚くほど、他人はあなたのことを見ています。
「あなたのことなんて、誰も気にしてないから」といった発信がSNSから時々、流れてきますが、実際はどうですか?
身近な人のことなら、割といろいろ見ていませんか?
この視点をちょっとお借りして、「ワタシ」を知るのに活用しようというのが今回のテーマでした。
いきなり大勢に聞く必要はありません。
まずは、たったひとりからで良いのです。
家族から始めて、友達、会社の同僚や上司、趣味のサークルで会う人、よく行くカフェの店員さんと、徐々に範囲を広げると、無理なくたくさんの方から話を聞くことができるでしょう。
さらに聞けそうであれば、SNSでつながっている友達へのインタビューにもトライしてください。
リアルで顔を合わせる機会のある人とは違った結果が、得られるかもしれません。
できるだけ多くの「目」を借りて、「ワタシ」の解像度を上げていってください。
あなたひとりの視点だけでは、「あなた」のごく一部しか目にすることができません。
だからこそ、他人の目を借りるのです。
