「子どもの教育費を準備しなきゃ!」
こんなプレッシャーを抱える父親、母親はとても多いです。
私の身近な方やお客様と会話していても、このセリフを耳にすることはしょっちゅうです。
ですが、私は言いたい!
「よほど特殊な進路でない限り、不安に思う必要などない」と。
まずは「学費」の実態を知ることから始める
何事もそうですが、不安を感じる時の大半は「不安を持っている対象物の現実」を知らないから生まれます。
ということは、「実際のところは、どうなのよ?」を知る努力をすれば、不安は小さくなると言えそうです。
「では、Web検索を」と思った方は、ちょっと待った!
お金関連の情報に関しては、「誰が発言しているのか?」が特に大事です。
ぶっちゃけた話、銀行や保険などの金融機関が言っていることは、教育費に関しては信用できないよねと思ってます。
なぜなら、金融機関はお金を貸し付けて、「利ざや」で稼ぐ商売ですから(笑)
では、誰が言っていることが信用に値するのか?
ここで私、答えにつまってしまいました(苦笑)
なので、ここでは苦肉の策として「JASSO」(日本学生支援機構)の、令和4年度の調査結果を引用します。
「JASSOって何?」という方も「元は日本育英会でした」と言えば、お心あたりがあるでしょう。
【大学学部 (昼間部)】前回調査より、 1.2万円増の182万円となっている。
【短期大学(昼間部)】前回調査より、 6.4万円減の149万円となっている
【修士課程 】 前回調査より、 1.9万円減の173万円となっている。
【博士課程 】前回調査より、 2.6万円減の223万円となっている。
【専門職学位課程】前回調査より、7.9万円増の225万円となっている。
※「専門職学位課程」は法科大学院などの専門職学位の取れる大学院課程
こちら、生活費も込みの調査なのが、とてもありがたいですね。
1年分の合計なので、実際は通う年数分が必要となります。
4年制大学に進学するのなら「182万円×4年間=728万円」が学費です。
ここだけ見たら、焦る気持ちも分かります。
めっちゃ分かります!
ただ、ここでひとつ、考えてほしいことがあります。
「私の子ども、どこに進学するの?」
進学先によって、費用は大きく変わる
ここでひとつの事例として、我が家のお話をします。
私には子どもがふたり、社会人になった娘と高校3年の息子です。
娘は公立の4年制大学に進学し、学生生活はすでに終わっています。
息子は進路が決まっており、2年間、公立の専門学校に自宅から通うことが決まっています。
で、子どもたちの高校卒業後の学費をざっくり計算すると
娘:生活費→500万、入学金と授業料→120万(あと、アルバイトで月に数万、稼いでいた模様)
息子:生活費→0(ありがたい!)、入学金と授業料→60万(これとは別に通学定期が必要)
と、こんな感じです。
我が家の事例を見て、あなたは何を感じましたか?
進路が違えば、こんなにも差が出るのです。
ここまで情報をまとめた上で、私からひとつ、提案します。
「進路の見通しが立ってから、進学費用を考えてもいいのでは?」
子どもの進路、いつになったら予想ができる?
お子さんによって違いますが、だいたい10歳くらいには進路の見当がつきます。
- この子はとりあえず、大学に進学するかな
- たぶん、この子は就職する感じ
- もしかしたら、医者になりたいとか言い出すんじゃ?
お勉強の好き、嫌いだけでも、おおよそ進む道は予想できます。
また、医者になりたい、芸術やスポーツで生きていきたいともなれば、もっと早い段階からその片鱗を見せるでしょう(で、スポンサーも現れるでしょう)
もしもあなたのお子さんが10歳を過ぎていたら、今、見せている姿の伸びしろの最大限で学費を準備すればOKです。
18歳までの残された期間を使って全力で準備しても、進学費用が無駄になる確率は低いでしょう。
一方でまだ小さいのであれば、今はまだ焦ってはダメ!
「何がどうなるのか?」が確定していないので、焦って貯金しても使わないかも?
その代わりとして「この子はどうなるかな?」を観察する期間にしてください。
子どもが小さい時期は、教育資金を貯めるために親が無理をするタイミングではありません。

経験者は語る「学費はどうにかなる!」
先ほどの我が家の事例の続きですが、ふたりとも満期200万の学資保険をかける以外に特に準備はしませんでした。
学費が足りなかった娘は「JASSO」のお世話になり、息子は200万でお釣りが来ます(笑)
(娘の進学費用は、実際には先ほど提示した金額の半分以下でした。特殊な事例なので、手法についての詳細は控えます)
ふたりの子どもたちの進学費用が確定した今、私からあなたに言えるのは「どうにかなる」です。
お金がたっぷりあっても、それほど使わなかったケースを我が家以外にも見たことがあります。
また、いざとなったら「奨学金を活用する」も残されています。(ご利用は計画的に!)
そもそも高校から先の学業は、本人の意思によって成されるべきものです。
高校卒業時には成人しているはずですし、「私はこれが学びたい!」がなければ進学しても何も得られませんから。
「たとえ自分で資金を負担することになっても、学びたい何かがある」
これが進学を検討する最初の条件だと思うのは、私だけでしょうか?
