連休中に旅行に出かけた場面を、想像してください。
あなたはこんなことを思っていませんか?
- 2泊3日だけど、洋服も下着もあと1日分、持っていこう
- スマホ決済やカードが使えるはずだけど、一応、5万くらいお財布に入れておこうかな
- 会社に持って行くお土産、部署の人は12人だけど15個入りを買っておこう
この3つのシーンに共通するのは、「念のため」という発想。
もしもに備えて万全の準備を整えると、何となく安心できる気がします。
ところで、あなたの準備した「念のため」
本当に役に立ったこと、ありますか?
「今日、必要な物」把握できてる?
普段から荷物が多い人って、いませんか?
夜には家に帰るのに「今日はそのまま、ご旅行ですか?」と言いたくなるくらい、あれもこれも持ち歩く人。
そういう人の持つ共通点、何だと思いますか?
様々なご意見があるかと思いますが、私の意見は「先の見通しを立てるのが下手」です。
会社や学校に行くなど、日中に外出するだけなら、「今日は何が必要か?」の予測は、ある程度できるはずです。
朝の5分を使って見当をつけて、必要だと判断したアイテムだけを持って自宅を出る。
たったこれだけなのですが、なぜだか実行しない人が多いのですよね。
会社で働いている方は、明日、出社した時に上司や同僚、部下の「持ってきた物やかばん」を観察しましょう。
かなりの高確率で「カバンが小さい=仕事がデキる」が成立しているでしょう。
先々を予測できる人は、基本、無駄な動きが少ないですし仕事面でも優秀です。
お財布の現金は、必要最低限で
今から書くことは、5年くらい前から言えるようになったこと。
それ以前はかなり状況が違っていました。
なので、2030年くらいには、全然、違う主張になっているかも?
ですが、この文章を書いている2025年11月の時点は、お財布の中身はかなり少なめでも問題ないはずです。
国内にいる限りは、よほどの個人商店や小さいカフェ、雑貨店でもない限り、クレジットカード、もしくはバーコード決済で支払いができますので。
「最近、現金を使ったのがいつなのか?」思い出せないくらい、現金の出番が減っています。
つまり、銀行口座の状況やクレジットカードの利用枠、バーコード決済の残高さえしっかり管理できていれば、お支払いの時に「お金が足りません」という恥ずかしい事態を避けることができる、というわけ。
最近の私は、お財布を自宅に置き忘れても平気になりました。
そんな私のお財布には、現金がほとんど入っていません。
多くて1万円、少ない時は1,000円も入ってない日も…
あとはクレジットカードが数枚、キャッシュカードはもう何年も持ち歩いていません。
その一方で、スマホが手元にない状態で外出すると、帰宅までとても不安です(苦笑)
あまり良くない現象かもしれませんが、それくらい「スマホ=あらゆる場面で使えるインフラ」なのは事実。
事実に逆らっても無意味ですから、ここは素直に「スマホの管理をちゃんとする」がベストです。
お土産は、足りないくらいでちょうどいい?
旅行に行った時、お土産問題に頭を悩ませていませんか?
私もそう「でした」
「でした」と過去形なのは、旅行に行ってもお土産を買わないと決めたから。
今は会社員ではないので、特に問題は起きていません。
ちなみに、会社員だった頃は、旅行に行くのを会社の人には黙っていました。
プライベートの行動を言う必要って、ないですよね!
(新婚旅行の時だけは、さすがにお土産を配りましたが)
ところで、あなたがお土産をもらう側になった時のことを、想像してください。
時々「えーっ、こんなお菓子、誰が食べるの?」と思ってしまうお土産、ありませんか?
食べ物なので好みもあるし、どうしても食べられない、食べたくない場合もあるでしょう。
ここで私が言いたいのは「お土産を人数分、確保していたはずなのに、なぜか余っている」事件、ありませんでしたか?
これです!!
また、みんなに大人気であっという間に行き渡る系のお土産は、気の弱い誰かさんが「すぐになくなりそうだから、私は余ったらもらおう」と思って、余らなかったりします。
「念のために、お土産は多めに」問題をまとめると
- とりあえず人数分だけ買っておけば、まず困らない
- 「多めのものを」とかやると、まず間違いなく余る
- 2、3個、足りない程度で、ちょうど行き渡る感じ(我慢している人はいるかも?ですが)
- そもそも、プライベートの旅行なら、会社に言う必要なし!
と、なります。
世の中には「自分の居所を、常に明らかにしておかなければならない」というお仕事があります。
分かりやすいところだと、お医者さん、議員さん、一部の公務員(いや、割と多めかも?)といったご職業の方は、急に呼び出されたりすることも。
なので「私、○日から2泊3日で▲▲方面に旅行です」を報告する必要があるそうです。
こういった方々のご尽力があるおかげで、私は平穏無事な暮らしができています。
ありがとうございます!!
「足りない」暮らしを追い求める
今の日本は、まだまだ豊かな国。
普通に暮らしている分には、足りない物なんてないでしょう。
だからなのか、勢い余って「念のために、多めに」ができてしまう、という弊害が起きています。
ですが、「余る=使わない=不要」
これが事実です。
使わないと分かっているものを所有したり、わざわざ購入してまで準備するのは、無駄以外の何者でもありません。
不要だと分かっているなら、持たない、買わない。
「足りないかも」と感じてもそのままにしておき、本当に足りなくなった時点で改めて手に入れる。
長い目で見たらこちらの方がスッキリした暮らしが実現できますし、お金は絶対に貯まります。
一時の心の平穏のためだけに、無駄な物に出費する毎日と、必要な物だけに囲まれた穏やかなライフスタイル。
さて、あなたはどちらを選びますか?
物の選び方については、以前にも書きました。
こちらもぜひ読んでみてくださいね!

