仕事で疲れて帰ってきて、自宅のポストを覗いたら、ハガキが1枚。
「あれ、珍しいな?」と思いながら薄暗い玄関を通り抜け、リビングに入った時に目にした文面。
それは、あなたが卒業した高校からやって来た、同窓会の案内でした。
30代ともなれば、こういう連絡を郵便で受け取る機会もあるでしょう。
こんな時、あなたはどんな行動を選びますか?
学生時代は「過去」の話にすぎない
今回は結論を先に。
ハガキで案内された同窓会は、基本的に行かなくてOKです。
理由は時間の無駄になる可能性が、十中八九だから。
「冷たいなぁ、昔の付き合いを思い出せる良い機会じゃないか」と思われるでしょう。
ですが、想像してみてください。
昔の付き合いを復活させることに、どんな意味があるのでしょうか?
あなたの連絡先として「住所」しか知らないということは、卒業してからは高校と付き合いがなかった証拠です。
3年前に卒業したのであれば、まだ恩師が同じ学校で勤務しているかもしれません。
それも5年、7年と時が過ぎるにつれて、知っている先生は減る一方のはずです。
もう何年も会っていない先生やクラスメイトと会っても、何かが再び生まれる可能性は限りなく低い。
私にはそのように思えてなりません。
そもそも、今の世の中で密に連絡を取り合っている仲なら、スマホ経由でLINEやチャットを使っているでしょう。
つまり「ハガキで飛び込んでくる=今は付き合いが希薄である」と、ほぼ言い切れるのです。
昔の友達と会って手に入るものは、ありますか?
学校を卒業して以来、何の音沙汰もなかった人。
ただ人生の一時期において「同じ学校に通っただけ」の間柄。
在学していた時に親密になったこともない人と「同窓会」という名目で会ったとしても、そこに流れるのはよそよそしい空気だけです。
居心地の悪い空気に自分をさらしてまで行く価値があるとは、どうしても私には思えません。
新しいことにチャレンジすることに価値があるのは、理解しているつもりです。

この「新しい」の中には、初対面の方と会う機会を積極的に求めることも入ります。
ですが「昔の付き合いを、温め直す」のと「はじめまして」の方と会うのとは、まったくの別物。
むしろ、過去には知り合いであった時期があり、でも離れてしまった人と、何かを新しく紡ぎ出せる感覚を、私はどうにも持てないのです。
私と「高校」の関係性は、実は意外と密に保持されている
と、ここまで書いてきたのですが、私自身は出身高校と割と関係性を保持し続けています。
なのですが、これはかなり特殊な条件が重なり合って実現したことです。
「100パーセント、偶然」と言っても、過言ではないでしょう。
私と出身高校の間に、何があったのか?
話としては、ごくシンプル。
私の娘が長い時を経て私の出身高校に進学したのが、要素の半分。
残り半分は、卒業してからかなり長い年月が経過していたにも関わらず、私の恩師が数校の異動を経て再び勤務していたからです。
合格発表の日、恩師を見かけた時は4ぬほどビックリしました!
まさに「まさか!」です。
以来、先生とはFacebookで友達になり、PTA役員を引き受け、娘が進学した後もつながりは続いています。
結局は、「Webツールを使って、つながり直した」というわけですね。
ことの始まりは「昔々」であっても、こうして旧交が温まる事例は、ないわけでもありません。
ただし、このケースは例外中の例外です。
普通はまず起こらない、と考えて良いでしょう。
ノスタルジーに浸るな!「今」に生きよ!
「昔は良かった」と、思い出に浸る時を持つのもよいでしょう。
ただ、それは自分ひとりの心の中だけに留めるのがおすすめです。
あなたは「今」を生きる存在です。
そして「今」織りなしている人間関係を、お持ちのはずです。
「ポストに入っていたから」と、何の関係もなくなってしまった学校の同窓会に行くのは、もうやめましょう!
過去に時間を使うくらいなら、今、あなたの目の前にいる人のために時間を使ってください。
その方が、ずっと良い結果をもたらしてくれます。

今日は3年前にやって来た、同窓会のお知らせを思い出しながら書きました。
「今さらね」と思って行かなかったのですが、改めて振り返ってもこれで正解だったと確信を持っています。
