お手本選びは慎重に!キーワードは「当たり前じゃん!」

昔、大学生だった頃、私には憧れの先輩がいました。

スラリとした立ち姿で、いつも穏やかな微笑みを浮かべている。
試験ではいつも優秀な成績を修め、就活もうまくいって地元の大手企業に就職。
サークルでは副団長として、60人ほどの大所帯をまとめる縁の下の力持ち。

まさに、絵に書いたような才色兼備の女性だったんです。

話を進める都合で大学時代の先輩と説明しましたが、実は高校も同じ。
先輩はふたつ上だったので、数ヶ月だけ一緒に部活をしただけの間柄でしたが、私が大学に入った時はすぐに声をかけてくださいました。

「ねぇ、また一緒にやらない?」と。

「ほんの少し、ご一緒しただけなのに覚えていてくださったんだ!」と、とても感激したことを今でもよく覚えています。

こんな女性、憧れないはずがないですよね!

なので、2個下のペーペーな私は、先輩の行動をよく真似したものでした。
同じシャーペンを使い、「飲みに行く」と聞きつけたら、必ず自分も参加する。
話す機会を頂けた時は、全身全霊で耳をダンボにしてましたし、「幹部をやったら、私も先輩みたいになれるかも?」と、半ば同級生を脅すようにサークルの幹部に入りました。

と、涙ぐましい努力をしたのですが、今でも私は当時の先輩を超えた気が、ちっともしません。
もういい歳をした大人なのですが、ずっと「大学生に勝てない」んです!

これ、どうしてだと思いますか?

目次

「自分が憧れる人」と似た人になれない、決定的な理由

さて、ここで残念なお知らせをします。

今から20年ほど前、大学を卒業してからすでに10年近くが経過した後、私が悟ったことがありました。
私が「そうなんだ」と理解したこと、それは「憧れという感情のメカニズム」です。

「憧れ」が発生する仕組み
  1. 自分とかけ離れている人を見つける
  2. 今の自分と違うので「なんか、いいなぁ」と感じる
  3. 自分を変えるために、真似しようとする
  4. が!上手くいかない
  5. 憧れが増幅する
  6. 「3」に戻る

「3」から「5」を延々とループしているのだ、ということにハッと気づいてしまったんです。

その時の私が思ったのは
「そりゃあ、先輩と同じことができるわけ、ないよね~」

この時から、私は「憧れ=真似しちゃダメ!」と意識を変えました。
「憧れる、すなわち手が届かない存在だ」というサインとして使うようになったのです。

もしかしたら、あなたにも「そういえば、私にも似た経験があるな」と、思い出したかもしれませんね。

賢い大人の「お手本」の見つけ方

では、今の私は誰かを見て真似することを辞めたのか?
というと、そうでもないです。
むしろ、より積極的に他人の真似をするようになりました。

ただし、真似をする対象は大きく変えています。

「憧れの人を真似する」を封印した後、いろいろと試してみました。
その結果、今のところの私は「自分と似ている人を真似する」に落ち着いています。

「えっ、それじゃあ、全然、進歩しないじゃん!」と思った方は、甘いです!
世の中は広くて、自分と似た人柄だけれども、「振り切ってるよね」と思える方がいるもの。
そういう方を見つけては、今の自分に足りない部分を埋めるスタイルを採用しています。

たとえるなら、魚が普通レベルで好きな人が「さかなクン」を目指すのだ、とお伝えすれば、私のやっていることが理解しやすいかも?
(かなーり大きな「穴」を埋めることになるかも?ですが)

自分に似ている方を探す時のキーワードが、この記事のタイトルに入れている「当たり前じゃん!」
基本的には当たり前に思えることだけれども、「この人、めっちゃ深堀りしているよね」と思えたら、「真似してOK!」のサインです。

毎日やっている家事、会社員の方は仕事の進め方を思い出してください。
そして、あなたと似た方針を提唱している家事アドバイザーや、あなたとやり方が似ている、かつあなたよりも大きな成果を得ている職場の先輩、同僚を探しましょう。
あとはそっくり真似すれば、自動的にあなたの能力が向上するはずです。

自分を鍛えたい、より良い自分になりたいなら、自分と似た人を探せ!

というわけで、今回は「あなたと似た人を探してください」というご提案でした。

自分と違う人ならいくらでもいますが、似ている人の候補はそれほど多くありません。
なので、今日から「探します!」モードに入ることをおすすめします。

お手本の対象者は、何もリアルの知り合いに限らなくても大丈夫です。
誰もが憧れる芸能人、著書を多数、出している方、SNSでいつも投稿をチェックしている方でも構いません。
対象にしたい方の行動が、真似できる程度に分かれば十分です。

私は「私」にしか、なれない
でも、「私」を極限まで高めることはできる

このフレーズを、ぜひ心の中にそっとしまっておいてくださいね。

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この記事を書いた人

地方に住む、普通の主婦。
2010年から在宅で仕事をしています。

このブログでは、「持続可能な現実的な生き方」をテーマに
・生き方
・考え方
・働き方
・人間関係
について、「こうあるべき」ではなく、実際に起きたこと、考えたことをもとに書いています。

名前や肩書きより、考え方そのものに興味を持っていただけたらうれしいです。

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